カフェインは麻薬

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よく飲んでいる子どもたちの心身の異変を懸念する声が教育現場から上がっている。疑われているのが、エナジードリンクに含まれる成分「カフェイン」の影響だ

最初は体がだるいと感じた時にときどき飲む程度だったが、中1の冬頃から毎日飲むようになる。カフェイン量のより多い商品を選ぶことが多くなった。

彼本来の姿じゃなく、おかしいと感じていた

興奮状態やいらつき、頭痛はカフェイン中毒のよくある症状です。頻脈や頻呼吸、胸痛などが現れる人もいるし、依存性もあります

エナジードリンクを摂取する目的は、おおよそ二つに大別される。一つは勉強やスポーツのため、もう一つは日常の息苦しさ・生きづらさを紛らわせるため

睡眠時間が短く、そのせいか学校でささいなことにもイライラするような態度が続いていた

「診断する医師にカフェイン中毒という観点がなく、見逃されている症例がたくさんあると思う」と言う。「カフェインは昔からコーヒーなどの嗜好品に入っている天然の成分だから、たいしたものじゃないという先入観が一般にある」

タバコやお酒は危険だと誰もが思うでしょうが、カフェインも同じ。中毒になりかねないものなのに、あまりに知られておらず啓発もされていない

依存には、単に物質の薬理作用だけでなく、その人の置かれているつらい状況、抱えているトラウマという心理・社会的な要因も関係しています。その物質を摂取することで、悩みや苦しみが一瞬でも和らいだり消えたりするという体験をすると、やめられなくなる

カフェインは、薬理学的には覚せい剤と同じく気分を高揚させるアッパー系ドラッグの一種

日常の息苦しさ・生きづらさを紛らわせるための摂取

いじめ、暴力、家庭内の不和、貧困など、身近な問題やトラウマを抱えている子どもの場合、カフェインをなかなかやめられない

快感じゃなくて苦痛の緩和こそが、子どもを依存症にさせる

科学的な根拠はありません

多くの重篤な症状の原因であるという指摘には全く根拠がなく、医学・科学文献により裏付けられているものではない

大人に無理やり取り上げられたら『もう人並みに生きていけない』という絶望感が生まれる。そういう子たちを救うためには、『ありのままでいいんだよ』というメッセージをいかにいろんな形で伝えられるかと考えることも必要