情のこころ

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“本当の正義”とは、「お腹をすかせた人を救うこと」

正義は献身と愛だ 目の前で餓死しそうな人がいるとすれば その人に 一片のパンを与えること

非常に不思議なことにね、幼児というのは、お話の本当の部分がね、なぜか分かってしまう

戦場で飢えている子どもがいたら、自分が空腹でも食べ物を分け与える。人が川で溺れていたら、泳ぎが得意でなくても飛び込んで助ける。ヒーローは“強いから”闘うのではなく、“弱くても”闘う

アンパンマンばいきんまんは、光と影、陽と陰、あるいはプラスとマイナスのような関係です

アンパンマンばいきんまんの闘いは、誰しもが抱く“良い心”と“悪い心”の象徴であり、常に“悪い心”を自身の“アンパンチ”で制御しながらバランスを保っている人間そのものを表している

絶えず良心と悪心が共存する人間のように、どちらか一方が完全に勝利することはなく、この闘いは永遠に続いていく

アンパンマンばいきんまんは、酵母菌がなければできないパンや無菌状態では生きていけない人間同様、闘いながら共生している。しかし、菌が増えすぎてしまっては美味しいパンはできないし、人間も病気にかかってしまう。そういう意味では、“アンパンチ”とは平和なバランスを保つための“調整剤”ともいえるかもしれない。暴力や戦争という直接的な解決手段ではなく、むしろそうした悲劇を生み出さないために、人間が本来持っている“抑制力”や“制御力”を表現したものではないだろうか。