新月と満月

人の生と死が満月・新月に多いことや満月の時は興奮性の精神疾患が多発すること、交通事故が多いことも報告されています

 満月と狼男の関係も、満月には人の攻撃性が高くなることを比喩した表現なのかもしれませんね

 さて、古くから中医学にも月の影響により人の中に流れる気や血が盛衰するという考えがありました。

新月より月が生じはじめると気血も徐々に盛んとなり、衛気もめぐりはじめる。満月になると気血は充実し、肌肉は気血により十分に養われ頑強となる。満月より月が欠け始めると肌肉は気血の養いを失い、衰え経絡も虚ろになり体表の外衛である衛気は去り形のみとなる。」(『素問』八正神明論)

これは、新月に近いほど環境の変化における影響を受けやすくなり、風邪などをひきやすいということです

一方で、新月から満月に近づく時期は身体のエネルギーが充実する時期であり、身体の抵抗力が上がる時期となります

では、外部環境の影響を受けないためには何に気をつけたらいいのでしょ

すぐに実践できる簡単な予防法としては、食事は腹八分目、長時間座りっぱなしやゴロゴロ寝ることは避け適度に身体を動かしましょう