周りの評価に関わらず、自分が目指すものに向かって、コツコツと努力を続ける

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人生の転機となった出会い

一挙手一投足すべてに心が震えました

嘘偽りのない勝負の世界を生きてこられた

ストイックな姿勢に感銘を受けました。演技はもちろん、立ち居振る舞い、礼儀正しさ、周囲の人たちへの心遣い、感謝の心も素晴らしくて、またユーモアや無邪気な面とのギャップも。羽生さんの一挙手一投足すべてに心が震えました

体の状況も精神的なことも、本当に大変な世界なんだなと実感して。しかも羽生さんは、それを表に出すことがないし、言い訳を一切しない何が起きても受けて立ち、チャレンジを続けていらっしゃいますし、何度転んでも立ち上がる。その姿には、孤高の職人魂も感じます周りの評価に関わらず、自分が目指すものに向かって、コツコツと努力を続けて。実はレコーディング作業も同じ様な感じもします。地味な作業を積み重ね、その作品に魂を込める

若い頃から、漠然と表現者になりたい”と思っていたんです。羽生さんはまさに表現者ですよね。『ファンタジー・オン・アイス』で、羽生さんのフィジカル、メンタルを屈指して、芸術性を極限まで高めた表現者としての存在感は、言葉にならぬほど圧倒的

創作活動などをしているなかで、チャレンジに直面すると、臆病になること、逃げたくなることもあるんですが、そういうときに「羽生結弦だったら、どうするだろう?」と考えるんです。「ゆづだったら絶対にあきらめない。逃げ出したい時ほど、そこへ飛び込んでいくはずだ」と自分を奮い立たせます。

さらに深く自分の内面と向き合う必要があったり、根を詰めてひたすら描き続けなくてはいけない時もある

基本的には自分の楽曲をテーマに描画しているので、たとえば「マスカレイド」の世界に深く深く潜っていく必要があって。そこにはどんな叫びがあって、それはどんな色、形なのかを捉え、それを筆に宿す――。それは自分の痛みや傷を抉ることでもあって苦しくて逃げ出したくなる時もある

羽生さんとの出会いは、自分にとってこれ以上ない絶妙なタイミングで、これ以上ない本当の本物と出会わせていただいた、衝撃的な出来事だったのです。心から感謝しています

言葉を使った表現者。“話し伝える”ということを一途に追求している匠の職人。またお人柄も本当に優しくて楽しくて気遣いがあって気さくで真面目。たい平さんも同世代。心から尊敬しています。美術大学出身で絵も描かれてご自分の美術館も持っていらっしゃるので、ぜひ一緒に美術の面でもコラボできたらと、密かに計画中

最初は葛藤もありましたが、飛び込ませていただいたら、本当に楽しくて楽しくて。そして、素晴らしい方々との出会いやご縁をいただいて、本当にありがたく思います。今、僕が様々なテレビ番組に出演させていただいて、歌ったり、笑ったり、笑ってもらえたり、楽しんでもらえること、、、「10年後、こんな奇跡が起こってる楽しい未来が待ってるよ」と、過去の僕に伝えても、きっと信じてくれないだろうな(笑)。でも、「歯を食いしばって、踏ん張って、自分を信じて歩んでいけ」と伝えたい